2019/06/23 17:46

どうもFEZZ TONEの三輪です。


前回の続きになります。

前回は初めてFUZZを使った時のネガティブな感想が主でしたが、今回こそはFUZZの魅力をビシッとお伝えできればと思います!


初めてのFUZZ(リイシューのTONE BENDER mk2)の購入は完全に失敗として、高い授業料として箪笥の肥やしになりました。

その後FUZZとは無縁なバンド生活を送っておりました。

当時私はブルースバンドをやっておりましたので、機材はほぼギターをアンプに直です。

すると当然ギターソロとバッキングの音量や歪みは、ギターボリュームで調節します。

その時の悩みは、ギターボリュームを絞ったときのハイ落ちと音が抜けない事でした。

そろそろアンプ直ではカバーし切れないので、やっぱりエフェクターを使ったほうがいいのかなと思い、色々歪みエフェクターを試し始めました。

ギターボリュームのコントロールでリードの歪みから、クリーントーンまでカバーできるものを探しましたが、なかなかコレだ!てのが見つからない。


そんな時に再びFUZZに出会いました。

FULLTONEの70 FUZZです。


たまたま楽器店で見かけて、あのFULLTONEだし高けーしという好奇心で試してみるだけ〜と試奏させてもらいました。
ちなみにこれはFUZZ FACEタイプのFUZZです。

音を出してみると、自分の持ってるTONE BENDERほど潰れた音ではなく、高域のキツさはあるものの使いやすい音だと思いました。
けど、当時の自分の音楽性には荒くて歪み過ぎなので、へぇ〜って感じだったんですが、何気にギターボリュームを絞ってみたら、

キャラーン!

と、どクリーンが出たんです。
普通歪んだサウンドから、ギターボリュームを絞って出すクリーンは、ハイ落ちしてこもりがちなのですが、むしろ高域がキラキラしたクリーンが出ました。
これに驚いて、ギターボリュームを色々弄ってチェックしてみたら、ボリュームフル10の荒いFUZZトーンから少し絞ると倍音を多く含んだクランチトーン、そこから更に絞るとキラキラのクリーントーンが出るんです。
最近流行りのキメの細かいサウンドとは違いますが、とても美しい音なんです。
かなりの数のオーバードライブを試しましたが、ここまでの歪み量からクリーンまでカバーできるものは、ほとんど無かったし、こんな倍音を含んだ美しい音も無かった。

これがFUZZだったのか!と
もうFUZZの虜になりました。

それからFUZZにはトランジスタがシリコンの物とゲルマニウムの物があるとか、ジミヘンが使ってたのはFUZZ FACEだったとか、色んな情報を得てあれこれ集める事になるのですが、また長くなってしまったので、次回に続きたいと思います。

最後にFULLTONE 70FUZZの動画を。
後半3分27秒あたりから、ギターボリュームを使った音の変化が聞けます。
この70FUZZは素晴らしいです。
FUZZ入門としてもオススメです。